初めに
太陽系の8惑星は見た目の大きさだけでなく、質量にも非常に大きな差があります。
とくに木星は地球の300倍を超える質量を持ち、内側の岩石惑星とは桁違いです。
このページでは、地球比とkg表示を切り替えながら、惑星の質量差を横棒グラフで見比べます。
可視化
線形スケールでは木星の大きさが際立ちます。
データ一覧
| 惑星 | 質量(地球比) | 質量(kg) | 順位 |
|---|
あとがき
木星は他の全惑星を合わせた質量の約2.5倍に達します。この巨大な重力が小惑星帯の構造を決め、 外側から飛来する彗星や天体の軌道を大きく曲げます。地球型惑星への天体衝突を減らす 「木星シールド説」も提唱されており、地球の生命史と無関係ではない存在です。
土星は木星に次ぐ質量を持ちますが、体積が極めて大きいため平均密度は約0.69 g/cm³と 水(1 g/cm³)より軽くなります。十分大きな海があれば土星は浮きます。 美しい環システムは無数の氷と岩石の粒子でできており、その厚みは直径に対して紙一枚ほどしかありません。
天王星(14.5倍)と海王星(17.1倍)は「氷の巨人」に分類されます。木星・土星のようなガス主体ではなく、 岩石・水・アンモニア・メタンの氷が混在します。似た質量を持ちながら、天王星の自転軸は97.8°と横倒しで 海王星は28.3°という対照的な姿をしています。
水星(0.0553倍)・金星(0.815倍)・地球(1倍)・火星(0.107倍)は同じ「岩石惑星」でも質量が大きく異なります。 金星だけが地球の8割を超える質量を持ち「地球の双子」と呼ばれます。水星・火星は薄い大気しか維持できず、 質量が大気の厚さを決めることを示す好例です。
木星の質量は水星の約5,750倍です。線形グラフで描くと水星の棒はほぼゼロに見えます。 対数スケールでは「1桁の差」が同じ幅になるため、すべての惑星を同じ図で公平に比較できます。 科学データの可視化でよく使われる手法で、このグラフはその効果を体感できる題材です。